■効果が良ければ他国の指導者も後に続く可能性
「これは広報活動だ」。金氏は、キャメロン首相が訪中前に微博アカウントを開設したことは、中国の微博への注目度の高さを物語っていると指摘。「中国には6億人のネットユーザーがいる。これは米国2つ分の人口に相当し、誰にも過小評価できない。人口が多い以外に、中国ネットユーザーの大きな特徴は政治的に比較的活発で、発言する勇気のある人々だということだ。このため政治上も世論上も重要だ。これは英国の在中国公館の取り組みがしっかりとした、高感度なものであることも物語っている。外交的観点から評価に値する取り組みだ。中国の若者の心をつかむことができ、若者は未来を意味するからだ」と述べた。英国大使館職員もメディアの取材に、首相のアカウント認証資料は大使館が用意したことを認めた。
微博アカウントを開設した外国政界要人はすでに100人余りいる。2011年に他に先駆けて微博アカウントを開設したファンロンパイ欧州理事会議長(EU大統領)のフォロワーはすでに330万人余りに達している。オーストラリアのケビン・ラッド前首相も大人気で、フォロワーは56万人に上る。他にはミシェル・シディベ国連事務次長、ベネズエラのマドゥロ大統領などが有名だ。
キャメロン首相の微博アカウント開設は、将来さらに多くの外国の指導者がアカウントを開設することを意味するのだろうか?金氏は「キャメロン首相の微博カウント開設の効果が良ければ、後に続く人が出てくるだろう。今後10年、中国の総合国力はさらに高まる。ここで影響力を持てる者が、主導権を握る」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月3日