韓国の防空識別圏は朝鮮戦争後に設定されたもので、9つの経緯度座標をつないで構成される。北、西、北東の境界線は領空から割合離れており、南、南東の境界線は割合近い。韓国の北は朝鮮、西は中国で、北東の独島(日本名・竹島)は日本との係争島嶼だ。この3方面がかねてより韓国の防御の重点だ。このため韓国の設定する防空識別圏は北、西、北東の境界線が領空から割合離れており、最大で390キロメートル、最短で50キロメートルとなっている。韓国は防空識別圏と領空との距離を決定する際、現代作戦機の飛行速度の速さなどを考慮し、防空識別圏が飛行目標に対する地上、空中早期警戒システムの監視・制御に寄与するようにしている。全体的に見て、韓国の防空識別圏の外側の境界線は領空からいずれも割合離れており、不明な航空機に対して効果的な処置を確保できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月2日