1982年の外交部初の定例会見。中央で声明を読んでいるのは銭其琛氏。
新聞司発布処では携帯電話による24時間態勢の応答も行っており、数人の担当者が交代で当番を務めている。すでに13年運用されてきた仕組みだ。突発事件が起こると、当直者は連続で100本以上の電話を受け、手が上がらなくなってしまうこともある。「藍庁」での記者会見も市民による傍聴ができるようになり、「開放・透明・意思疎通の実現」に向けた努力がなされている。
学者の周慶安氏の研究チームが一年をかけて行った追跡評価によると、外交部が情報発表の頻度を上げてから、外国メディアの国際問題とりわけ中国にかかわる問題に関する報道で、中国の声が引用される比率は大きく上昇した。中国の権威ある情報を外国メディアが知る際の記者会見への依存度は高まっており、「報道官による態度表明は、外国メディアがこれまで使ってきた中国専門家によるコメントを代替しつつあり、一方向に空いていた情報の真空を埋め、バランスの取れた中国報道を促している」。周慶安氏によると、情報公開はゆっくりと発展するものであり、まずは発表の頻度を高め、メディアがそれを引用する習慣を形成することにより、中国の声への理解と賛同が徐々に広がっていくことになる。(編集MA)
「人民網日本語版」2013年12月25日