安重根は歴史上著名な抗日義士だ。1894年の甲午戦争(日清戦争)後、日本は朝鮮半島侵略、併呑の歩みを加速した。安重根は決然として中国東北部とロシア極東地区へ渡って反日義兵活動に身を投じたうえ、1909年10月に中国東北部のハルビン駅で日本枢密院議長、初代「韓国統監」伊藤博文を射殺した……骨身に刻まれた歴史の1ページは、歳月が流れても色褪せることはない。このほどハルビン駅に開館した安重根義士記念館は歴史を復元し、侵略に反対し、平和を提唱し、良識ある正義の人々が義士の功績を共に追想する場だ。(人民日報「鐘声」国際論評)
だが歴史の錯覚の中に沈み込んだ日本の政治屋は、これについて大いに放言した。菅義偉内閣官房長官は安重根を「テロリスト」呼ばわりしたうえ、安重根義士記念館の設立を「テロリストへの礼賛」と称した。世界の人々は驚愕した。是非曲直がこのような者によって、このようにごっちゃにされるとは!
■強い非難の声が一斉に上がった
中国外交部(外務省)報道官は「安重根が『テロリスト』だと言うのなら、靖国神社に祀られている第2次大戦のA級戦犯14人は何になるのだ?安重根義士記念館の設立を『テロリストへの礼賛』と言うのなら、第2次大戦のA級戦犯を祀る靖国神社を日本の指導者が参拝する行為は何に当たるのだ?」と詰問した。