中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は12日の定例記者会見で、日本の村山富市元首相の韓国訪問に関する質問に、「中国は日本の指導者に対して、国際社会と日本国内の正義の呼び声を直視し、歴史の残した問題を責任ある姿勢で適切に処理するよう促す」と表明した。
――日本の村山富市元首相は11日に韓国で「村山談話は日本が前向きに発展するうえでの礎であり、誰にも否認できない。日本が前向きに発展するには、まずアジア諸国の信頼を得る必要がある」と表明。同日、韓国の元「慰安婦」3人と面会した。
日本の指導者の歴史問題における逆行は、国際社会の強い反発と厳しい非難を招いているだけでなく、日本国内でも良識ある、平和を愛する有識者たちからの批判や疑問の声が高まっている。日本軍国主義の対外侵略と植民地支配の歴史を直視し、反省することは、日本が戦後アジアの被害国と関係を再建し、未来志向の関係を発展させるうえでの重要な基礎であり前提条件だ。歴史を忘れてはならないし、否認や改竄はなおさらに許されない。われわれは日本の指導者に対して、国際社会と日本国内の正義の呼び声を直視し、姿勢を改め、過ちを正し、歴史の残した問題を責任ある姿勢で適切に処理し、実際の行動によってアジア近隣国と国際社会の信頼を得るよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月13日