桂敬一・元東京大学新聞研究所教授は人民日報の取材に「作品の展示自体は政治活動ではなく、作品が具体的に表現している意味は観衆が自ら判断すべきだ」と指摘した。
伊藤真・日本弁護士連合会憲法委員会副委員長は人民日報の取材に「この作品は『特定の宗教を支持または反対する行為』ではない。美術館副館長がこれほど神経質になったのは、日本社会の右傾化が密接に関係する」と指摘した。
村田信彦・元毎日新聞駐独記者は人民日報の取材に「東京都美術館は『政治的中立を保つ』ことを口実にしたが、戦後世界秩序を否認する安倍内閣への追随であることは明らかだ」と述べた。
「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は人民日報の取材に「東京都美術館が出展作品に変更を求めたのは、芸術家の表現の自由を侵害する愚かな行為だ」と述べた。
東京都美術館のやり方は日本のインターネット上でも強い非難を招き、中垣作品への不公正な扱いの撤回を求める署名活動が行われている。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月27日