「煙霧」はもともとあったもので、今になってはっきりと問題化したものだ。空気などの自然環境だけでなく、環境にはネットワーク環境、社会環境、政治環境もある。そこで、大衆的な路線、風紀の改善、「8項目の規定」をぶれることなく実施する。「虎も蝿も一緒に叩く」方針で、高位にある汚職官僚を摘発するとともに、国民の身近にある腐敗を取り除く。現実の生活の中にあるわいせつ・腐敗・麻薬を取り除くだけでなく、仮想の世界の中にある犯罪や詐欺を制御する……こうしたことも環境の「汚染対策」にほかならない。
環境を改善することは難しいが、一年余りの時間の中で、環境は確かに良くなっている。浮かれた豪奢ぶりは質朴な雰囲気に変わり、軽薄なホラ話は厳しさを伴う堅実な実務に変わり、権力の傲慢さは大衆路線に道を譲った……こうした改善が続けば、中国という運命共同体は必ずや、水が澄み空は青く、爽やかな空気に包まれた未来を迎えられるようになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月7日