平和的発展は世界の大義であり、協力・ウィンウィンは世界の大利だ。まさに習主席が深く指摘したように「義が反映するのはわれわれの理念であり、共産党員、社会主義国家の理念だ。この世界で一部の人が幸せに暮らし、一部の人がそうでないのは、良くないことだ。真に満ち足り、幸せであるのは、みなが共に満ち足り、幸せであることだ。われわれは全世界の共同発展、特に数多くの途上国の発展の加速を希望する。利とは互恵・ウィンウィンの原則を守り、勝つか負けるかではなく、ウィンウィンを実現することだ。われわれには貧困国に対してできる限りの援助を行う義務がある。時には義を重んじて利を軽んじ、利を捨てて義を取る必要さえある。利益のみを図り、小さな事にこだわっては断じてならない」のである。このため、中国は周辺国との関係において「親、誠、恵、容」を強調。アフリカ諸国、さらには中南米の小国に対しては「真、実、親、誠」であり、欧米の先進国に対しても、誠実に接し、対立を避け、協力を図ることを当然希望している。
こうした理念は、習主席の統率する中国の一連の外交実践に具体化されている。習主席の今回の外遊に対するネット上のコメントを見てみよう。「親しく、誠意と自信がある。指導者個人のイメージも、中国のイメージも一新した」「ファッションは東洋の魅力を放っており、一つ一つの表情が中国の立派な風采をはっきりと示した。大国外交には『ファーストレディー』がとりなし、彩りを添えることが欠かせない。堂々としていて、温かく、優雅なのが彭麗媛夫人の気質だ。これは中華民族の気質でもないか?」
古代の智者4人は中国と欧州だけでなく、世界にも聞かせるべき言葉を他にも多く残している。例えばソクラテスは「天下を意のままにしたい者は、まず自らを意のままにできなければならない」と言った。この言葉は、現在の日本に聞かせるのにぴったりだ。日本は戦後ドイツの真摯な悔悟から、自らの得失を省みてはどうか。自らの言動でさえ制御できず、自らの向かっている方向も安定しないのに、どうやって「己立たんと欲して人を立て、己達っせんと欲して人を達す」ことができるのか?(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月29日