052D型が担う三つの重責
052D型の就役により、中国海軍の情報化条件下の海上作戦能力、特に遠洋戦略能力が大きく強化される。同艦は就役後、南中国海艦隊に配備される予定で、将来的に次の三つの任務を担う可能性がある。
・空母艦隊の重要な防空力として、空母艦隊の軍事行動に参加する。
・優れた対艦・対地攻撃能力を利用し、火力突撃任務を遂行する。
・海上防御の幅を広げ、全方位で中国の領海の主権を守る。
052D型は情報化水準が高く、強い火力を持つことから、海外のアナリストは「052D型は中国海軍の未来の水上攻撃能力の基盤の一つになり、中国海軍の実力に厚みを持たせる。空母が中心となり、4−6隻の052D型によって形成される艦隊は、中規模の国に大打撃を加えることができる」と指摘した。10−15隻の052D型が戦場に投入されれば、中国はアジア太平洋で米国に次ぐ2位の海上強国になれるとする声もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月11日