光ファイバー水中聴音システム
日本やベトナムなどは、新型の高静音性の潜水艦を就役させ、アジア太平洋の水中の駆け引きを激化させている。米国はこの機会を利用し、同地域に水中聴音監視システムを構築しており、付近の海域の潜水艦の動向を把握できる。日本の英字誌『ザ・ディプロマット』は、中国も類似する固定式水中聴音システムを配備していると報じた。
北京神州普恵公司は同展示会に、新型の水中聴音システムを出展した。同システムは主に高い敏感度を持つ水中音声信号センサーによって構成され、水中音声の振動を光信号に変え、光ファイバーによりこれを情報処理システムに伝えることができる。この光ファイバー聴音機の敏感度は、伝統的な圧電系水中聴音機をはるかに上回り、非常に弱い信号でもキャッチできる。同製品はまた耐腐食性、耐摩耗性を持ち、遠距離伝送に適している。
同システムは「防御」も「攻撃」も可能だ。小型・軽量の特長により、大型の曳航アレイを形成し、対潜艦艇、潜水艦、対潜ヘリなどとセットになり、水中目標の正確な捕捉を実現する。