外交部、オイルリグ「981」をめぐる挑発を止めるようベトナム側に忠告

外交部、オイルリグ「981」をめぐる挑発を止めるようベトナム側に忠告。 外交部(外務省)は本日「海底油田掘削装置『981』の作業:ベトナムの挑発と中国の立場」と題する文章をウェブサイトに掲載した。文章は「西沙(英語名パラセル)諸島は中国固有の領土であり、いかなる係争も存在しない…

タグ: 外交部 オイルリグ ベトナム 忠告

発信時間: 2014-06-09 11:28:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外交部(外務省)は本日「海底油田掘削装置『981』の作業:ベトナムの挑発と中国の立場」と題する文章をウェブサイトに掲載した。文章は「西沙諸島は中国固有の領土であり、いかなる係争も存在しない。ベトナム側は武装船を含む船舶多数を出動し、中国側海底油田掘削装置(オイルリグ)「981」の作業に対して不法で強力な妨害を行ったうえ、国内の反中デモを黙認した。中国はベトナム側の挑発行動に対して高度の自制を保ってきた。中国はベトナム側に、両国関係と南中国海の平和・安定という大局に立って、緊張を緩和し、静かな海を早急に取り戻すよう忠告する」とした。概要は以下の通り。 

2014年5月2日に中国企業所属のオイルリグ「981」が中国の西沙諸島接続水域内で、石油・天然ガス資源探査のため掘削活動を行った。すでに第1段階の作業は完了し、第2段階の作業も5月27日に始まった。両作業海域は中国の西沙諸島中建島(英語名トリトン島)と西沙諸島領海基線から共に17カイリ、ベトナムの大陸海岸からは約133カイリから156カイリの距離にある。 

中国企業は過去10年間、地震探査、油井現場での調査を含め当該海域での探査活動を継続している。今回のオイルリグ「981」の掘削作業は探査プロセスの通常の延長線上にあり、完全に中国の主権と管轄権の範囲内の事だ。 中国側の作業開始後、ベトナム側は直ちに武装船を含む船舶多数を出動し、中国側の作業に対して不法で強力な妨害を行い、現場で護衛・安全・防衛任務を遂行中の中国政府公船に衝突したうえ、「潜水夫」など水中特殊工作員を当該海域に派遣し、漁網、浮遊物など障害物を大量に設置した。6月7日午後5時までに現場のベトナム側船舶は最多で63隻に上り、中国側警戒区への突進および中国側公船への衝突は延べ1416隻に上る。 

ベトナム側のこうした行為は中国側の主権、主権的権利、管轄権に対する重大な侵害であり、オイルリグ「981」の安全を深刻に脅かし、国連憲章、1982年の国連海洋法条約、1988年の「海洋航行の安全に対する不法な行為の防止に関する条約」および「大陸棚に所在する固定プラットフォームの安全に対する不法な行為の防止に関する議定書」を含む国際法への深刻な違反であり、当該海域の航行の自由と安全を破壊し、地域の平和と安定を損なった。 

ベトナム側は海上で中国側企業の正常な作業に対して不法で強力な妨害を行うと同時に、国内の反中デモも黙認した。5月中旬、ベトナムの不法者数千人が中国を含む各国の企業に対して暴行・破壊・略奪・放火を行い、現地在留の中国国民4人を残酷に殺害し、300人余りを負傷させ、莫大な物的被害ももたらした。

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