外交部、オイルリグ「981」をめぐる挑発を止めるようベトナム側に忠告

外交部、オイルリグ「981」をめぐる挑発を止めるようベトナム側に忠告。 外交部(外務省)は本日「海底油田掘削装置『981』の作業:ベトナムの挑発と中国の立場」と題する文章をウェブサイトに掲載した。文章は「西沙(英語名パラセル)諸島は中国固有の領土であり、いかなる係争も存在しない…

タグ: 外交部 オイルリグ ベトナム 忠告

発信時間: 2014-06-09 11:28:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

中国の西沙諸島とベトナムの大陸海岸との間には境界画定の問題が存在し、双方はいまだに当該海域の排他的経済水域(EEZ)と大陸棚の境界を画定していない。双方は共に1982年の国連海洋法条約に基づきEEZと大陸棚を主張する権利を有する。だがどの原則によって境界を定めるのであれ、当該海域はベトナムのEEZと大陸棚にはなり得ない。 

海上でのベトナム側の挑発行動に対して、中国側は高度の自制を保ち、必要な防備措置を講じ、現場に公船を派遣して作業の安全を確保し、海上の生産作業の秩序と航行の安全を効果的に守ってきた。同時に、5月2日以降、各レベルでベトナム側と30回余り意思疎通を行い、不法妨害活動の停止を要求した。遺憾なことに、ベトナム側の不法妨害活動はいまだに続いている。 

西沙諸島は中国固有の領土であり、いかなる係争も存在しない。1974年まで、ベトナムの歴代政権は中国の西沙諸島の主権に対してなんら異議を唱えたことはなく、政府の声明や外交文書においても、新聞・雑誌、地図、教科書においても、西沙諸島が古来中国の領土であることを公式に認めていた。ベトナム政府は現在、自らの約束に背き、中国の西沙諸島に対して領有権を主張している。これは「禁反言」など国際法の原則と国際関係の基本準則への重大な違反だ。 

中国は南中国海の平和・安定を守り、国家間の協力と発展を促す揺るぎないパワーであり、国連憲章の趣旨と原則、国際関係の基本準則と国際法の基本原則を守る揺るぎないパワーでもある。中国が最も望まないのは、自国の周辺で不穏な状態が生じることだ。 

中国は中越関係の良好な発展を望んでいるが、原則を放棄するわけにはいかない。中越間の意思疎通ルートはスムーズだ。中国はベトナム側に、両国関係と南中国海の平和・安定維持の大局に立ち、中国側の主権、主権的権利、管轄権を尊重し、中国側の作業に対するいかなる形の妨害も直ちに停止し、全ての船舶および人員を現場から引き上げ、緊張を緩和し、静かな海を早急に取り戻すよう忠告する。中国は事態の適切な処理を目指してベトナム側との意思疎通を継続する。(編集NA) 

 

「人民網日本語版」2014年6月9日

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