▽初参加で破格の7行動に参加
今回中国から参加する艦隊は、中国海軍のミサイル駆逐艦「海口」とミサイル護衛艦「岳陽」、総合補給艦「千島湖」、病院船「和平方舟」からなる。中国海軍は今回、4隻の海上艦艇と2機のヘリコプター、1組の潜水分隊、1組の特殊戦闘分隊、1100人余りの士官・兵士を派遣する。
中国と米国の両海軍の取り決めによると、中国側は演習期間中、大砲射撃や総合演習、海上安全行動、海上艦艇訓練、軍事医学交流、人道救助・災害支援、潜水行動などの演習を行う。
海軍軍事研究員の張軍社大佐はメディアの取材に対し、「中国が初参加で7つの行動に参加することは、米国が、両国の軍隊の関係改善に前向きな姿勢を示していることを意味する」との分析を示す。
張大佐によると、米国が主体となったリムパックには一種の不文律があり、初参加国は見学だけが許され、実際の演習活動には通常参加しない。伝統的安全保障に関する活動は米国と同盟国が行う。中国海軍による演習参加は、中国と米国の新型大国関係と新型軍事関係の構築の重要な実践であり、合同演習と軍事交流は、中米両国の軍隊が相互理解を深め、相互信頼を高めるものと考えられる。