▽中国の演習参加艦艇についての紹介
総合補給艦「千島湖」:中国海軍初の夜間航行補給能力を備えた総合補給艦。排水量は2.5万トン近くに達する。燃料などの液体貨物の補給ステーションが2基、乾燥貨物の補給ステーションが2基設けられている。縦隊での液体貨物補給の能力を持ち、一度に2隻以上の艦船に補給ができる。中国海軍初の近代的な総合補給艦であり、遠洋補給能力も高い。
ミサイル駆逐艦「海口」:フェーズドアレイレーダーと垂直発射システムを備えた中国海軍初代の防空ミサイル駆逐艦。「中華神盾」とも呼ばれる。作戦艦隊の防空・対潜作戦と対艦攻撃時の他の艦艇との協調を主な任務とする。対空探査レーダーのカバーする距離が長く、飛行機を発見して防空作戦を実施し、指揮艦としての任務を果たすことができる。
護衛艦「岳陽」:昨年5月3日に運用開始されたばかりの最先端の護衛艦。単独でまたは海軍のほかの兵力と協力して敵艦艇や敵潜水艦を攻撃できる。遠距離警戒と防空作戦の高い能力を持ち、中国海軍の次世代の主力作戦艦艇となる。複数の用途を持ち、洋上攻撃と防空対潜の機能を兼ね備え、優れた総合作戦能力を誇る。
病院船「和平方舟」:海上医療救護のために設計された専門の大型病院船。船上には様々な医療設備が整う。米国の病院船がタンカーを改造したものあるのに対し、「和平方舟」は特別に造られた病院船であり、世界初の万トン級大型専門病院船と言える。船上の医療設備の一部は、最上級の病院のレベルに達する。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年6月27日