習近平国家主席は本日と明日、彭麗媛夫人と共に韓国を公式訪問する。習主席が1カ国のみを訪問するのは、就任後初のことだ。
韓国は全国に総動員をかけ、すでに3回訪韓しているこの「古い友人」を迎えようとしている。両国首脳はこの1年で5回も会談を開いており、中韓関係が「国交樹立以来最良の時期」を迎えているように見える。
朝鮮半島問題、日本の右傾化問題、自由貿易協定(FTA)が、中韓首脳会談のキーワード、北東アジア・アジア太平洋情勢の急激な変化を促す重要な要素とされている。日本メディアは、中韓が歴史問題、集団的自衛権問題で「対日戦線」を張ることを懸念している。西側メディアは、中国が朝鮮を冷たくあしらったことに気を良くしているが、米国がアジア太平洋の安全問題で、「中国の衛星国」になることを懸念している。
中国外交部は1日、国内外メディアの記者会見を開き、「習主席の訪韓は、特定の国に向けられたものではない」と強調した。韓国人学者の李熙玉氏は2日、環球時報に対して、「習主席の今回の訪韓は、北東アジアの平和に契機をもたらす。韓米同盟の枠組みに基づき韓中関係をとらえようとする青瓦台(韓国大統領官邸)は、新たな外交戦略を検討するべきだ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月3日