中国中東問題の呉思科特使は12日、イランの首都・テヘランで取材を受けた際「パレスチナとイスラエルの衝突が絶えずエスカレートし、多くの犠牲者が出ていることに対して中国は心を痛め、憂慮している。双方が直ちに武力行為の停止を実現し、これ以上の人道的被害を食い止めるよう期待している」と述べました。
また「不当な暴力による解決は敵対と恨みを深めるだけだ。このほどパレスチナとイスラエルを訪れ、冷静さを保って事態の動きに対応し、情勢の緊迫化を避けるよう訴えた」と述べました。その上で「双方が自制を保ち直ちに停戦し、交渉と平和的方法によって紛争を解決することを望む。これこそ双方の根本的利益に合致する」との考えを示しました。(万、吉野)