浮雲が視界を遮るのを恐れず――習近平主席の中米戦略経済対話合同開幕式での式辞を専門家が解釈

浮雲が視界を遮るのを恐れず――習近平主席の中米戦略経済対話合同開幕式での式辞を専門家が解釈。 浮雲が視界を遮るのを恐れず――習近平主席の中米戦略経済対話合同開幕式での式辞を専門家が解釈

タグ: 習近平,中米

発信時間: 2014-07-12 10:56:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    【新華社北京7月11日】習近平国家主席は9日、中米戦略経済対話合同開会式で式辞を発表し、四点の見方と主張を提起し、米中の新型大国関係構築のために方向を明示し、自信を揺るぎないものとした。

    意図の判明:一つのことのために惑わされず 一言のために煩わされず

    習近平主席は式辞の中で、中米両国が互いの戦略的意図をどう判断するかは、双方がどのような政策をとるか、またどのような関係を発展させるかに直接影響する。この根本的な問題で過ちを犯すことはできず、さもなければ一つ間違えればすべてを間違えることになるだろうと指摘した。

    中国国際問題研究所の阮宗澤副所長は、習近平主席の式辞の「高所に登って遠くを一望する」は、中米関係の現状を正確にまとめただけでなく、未来への行方と問題解決の道を明示してもいるとみなしている。

    「中米には摩擦や衝突が現れた根本的な原因は、つまり両国間の相互信頼の不足で、心の中に互いの戦略的意図に対する懸念があることです。ですから習近平主席は、互いの戦略的意図をはっきりと見分けねばならず、矛盾を中米関係に無理やり連れて行かれることはできず、矛盾や摩擦をしっかりと管理・コントロールして、建設的方法によって理解を増進させ、コンセンサスを拡大してゆかなければならないと指摘したのです。」と阮宗澤副所長は述べた。

    最近の一時期以来、中米両国は東中国海、南中国海、ネットワークセキュリティなどの問題で摩擦が絶えず発生し、両国の高官はシャングリラ対話で直接対決までしている。

    「米国は中国が絶え間なく奮い立ち、また最終的にアジア太平洋地域から米国を追い払うと懸念しています。ですから日本、フィリピンなどの同盟国における中国との紛争や矛盾を利用して中国をけん制するのです。一方、中国は米国の心に存在し続ける自分の意図への「抑制」を心配しています。米国は口では何度も否定しているが、その実際の行為には確かに抑制の作用があり、中国に警戒を維持せざるを得なくさせています。」と阮宗澤副所長は述べた。

    阮宗澤副所長は、これこそは習近平主席が「双方が対話を強化し、信頼を深め、疑念を解消し、協力を促進するべきだ」と提起した原因だ。戦略経済対話は中米協力のアクセルと矛盾の緩衝装置で、双方はこのメカニズムを通して互いに内情を打ち明け、意図を明らかにすることができると述べた。

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