香港紙『南華早報』(電子版)は27日、中国軍も米国に強硬な姿勢を示すことになると報じた。今回の作業部会は両軍関係の改善を目的としていたが、先週に発生した軍機の「接近」事件により暗雲が立ち込めた。中国軍事問題アナリストの岳剛氏は、「中国は米国に対して、外国軍機が中国の排他的経済水域内、もしくは中国の海岸線から200海里内を飛行した場合、国家安全の脅威としてとらえることを伝えるかもしれない。中国軍にとって、国家安全が脅かされた場合に行動に出ることは合法的だ」と指摘した。
情報を知る中国軍事専門家は27日、環球時報の記者に対して、「今回の作業部会は海上安全の実現を主要目標とする。中国の海・空の力が外に向かうことは必然の流れだが、米国も近接偵察を諦めようとしておらず、双方が方針を変えることはない。唯一できることは、より明確かつ専門的な規則により、双方の海と空の兵力の安全を確保し、2001年に発生したような衝突事件を回避することだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月28日