孤立しない中国、地政学的「経済同盟関係」を構築

孤立しない中国、地政学的「経済同盟関係」を構築。 民族国家という概念が誕生する前、中国は東アジア経済・軍事・ソフトパワー・ハードパワーの中心だった。貿易にせよ保護にせよ、周辺諸国は中国側に傾いた。これは朝貢制度の一部分だ…

タグ: 外交 戦略 意義

発信時間: 2014-09-05 10:01:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国は近年、外交面のバランス化に取り組んでおり、アジア太平洋の古い友人(フィリピン、日本、韓国)との接触を強化し、新しい友人(ミャンマー、インド、ベトナム)と結びついている。第二次世界大戦と冷戦後の発展、「自由な世界秩序」の意識と実質的な存在により、米国は全世界の政治・軍事同盟ネットワークを構築している。これは復興中でありながらも、「一人芝居」をしている中国とは対照的だ。日本の英字誌『ザ・ディプロマット』が伝えた。

民族国家という概念が誕生する前、中国は東アジア経済・軍事・ソフトパワー・ハードパワーの中心だった。貿易にせよ保護にせよ、周辺諸国は中国側に傾いた。これは朝貢制度の一部分だ。しかし今日の中国は孤独な国であり、同盟国は朝鮮のみだ。中国政府は同盟の道を歩まず、臨時的に戦略面から制約を伴わない接触を行っている。

しかし米国が中国周辺での活動を活発化させ、中国の利益が世界に拡散するにつれ、中国では激しい議論が展開されている。清華大学で国際関係を研究する閻学通教授は、同盟の新政はを、中国の外交戦略で優先すべき課題だと強調している。

しかし細かく見ていくと、最近の中国の外交は、同盟に対して微妙な手段を取っている。中国には「個人は集団のため、集団は個人のため」という意義の軍事同盟国を持たないが、地政学における同盟の枠組みを構築し始めている。グローバル化の時代において、これは真の軍事的・戦略的影響を持ち、中国の「潜在力」を大幅に高めている。

中国の「地政学的同盟関係」の先頭に立っているのは、ロシアではなくEUだ。EUは中国最大の技術・貿易パートナーになっている。中国は2013年、EUトップのドイツにとって最大の貿易パートナーとなった。フランス、英国、その他のEU加盟国との交流も、中国とEUの「地政学的同盟関係」の存在を裏付けている。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。