ホーム外交ではソフトパワーを向上
「十八大」以降、多くの重要な国際会議が中国で行われ、多国の指導者が中国を訪問した。中国の「ホーム外交」も活気を呈している。
中国外交部の王毅部長は昨年末に2014年の外交を展望して、「本拠地での外交をうまくやり、中国のソフトパワーの育成と向上を図る」と述べた。
「十八大」以降少なくとも100人の国家元首や首脳が中国を訪問、その多くは国事訪問や公式訪問だった。周辺国では東南アジア諸国連合(ASEAN)はフィリピン以外の9カ国への国家首脳級の訪問を果たした。14の陸続きの隣国はネパールとブータン以外、6の海を隔てた隣国は日本とフィリピン以外でいずれも国家首脳級の訪問が実現した。
著名な国際問題専門家は、「国力の増強にともない、中国の外交の布石はより戦略的になってきた。中国のような全面的な外交の布石は世界的にも数少ない」と感心した。