中国は重要な連合国の一員として、日本をけん制しドイツとの連携を阻むという任務を担った。中国は東南アジアの戦場に遠征軍を派遣し、イギリス軍と共にビルマの戦いを展開した。中国の日本けん制は、米国の「先欧後亜戦略」を支援した。米国は優れた兵力をナチス・ドイツ攻略に向けることができた。連合軍が戦略的に有利な立場になれたのは、中国の軍民の大きな犠牲によるものだ。中国の抗戦により、日本が軽率に北進できなかったからこそ、ソ連はすべての国力を費やしドイツを打ち負かすことができた。
1931-1945年の14年間の抗戦において、中国は日本軍の100万人弱をけん制し、大小の戦闘を数十万回行った。連合国が日本に全面的に反撃した時、日本はすでに疲弊し切っていた。これもまた、連合国の攻撃を受けた日本が、急激に失速した重要な原因だ。
中国の抗日戦争は20世紀の重要な歴史的事件であり、西側諸国の研究者に蔑ろにされるべきではない。中国の抗戦の、第二次世界大戦の勝利に対する貢献は、なおさら過小評価されるべきではない。これは過去を正確に認識し、未来の方向を見据えるためだ。今日の中国は、依然として世界平和および地域安定を維持する中堅的な力だ。9月3日は単なる中国抗日戦争勝利記念日ではなく、世界反ファシズム戦争勝利記念日でもある。この戦争に関する定説は、歴史によってすでに形成されている。しかし日本では現在、一部の人物が侵略の歴史を歪曲・美化しようとし、軍事大国としての地位を得るための地ならしをしている。西側諸国は日本の意図を認識し、69年前のように心を一つにして、日本軍国主義の再燃を防がなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月14日