マレーシアが米国の先進的なP-8哨戒機を導入し、南中国海を監視することはあるだろうか?この情報は先週末、マレーシアと米国で物議をかもした。
最初にこのスクープを発表したのはジョナサン・グリナート米海軍作戦部長だったが、米海軍の報道官は「一部訂正」を行った。マレーシア防衛相は、米国の戦闘機がマレーシアの基地から離陸したことを否定した。しかしマレーシアは最近、米国の偵察機を導入するかについて口を閉ざしている。
マレーシアと中国は長年に渡り積極的に交流しており、南中国海の係争でも慎重な姿勢を維持している。マレーシアの社会組織は、ナジブ・ラザク首相に対して、米国の情報について「説明」するよう求めている。メディアは、中国を疎かにすれば経済に悪影響が生じると警告を出した。
米軍機が先月、南中国海で中国に近接偵察を仕掛け、危うく事故を起こすところだった。スーザン・ライス米大統領補佐官(安全保障担当)も先ほど訪中した際に、近接偵察を停止するよう求められた。
米国の東アジア事業担当者は12日、この偵察騒ぎについて、「中国の空域以外で合法的な任務を遂行する権利がある」と表明した。ニューヨーク・タイムズは14日、米国は早くからマレーシアと空軍基地の借用の交渉を進めてきたが、これはマレーシアを崖っぷちに立たせることになると報じた。
米軍の軍事演習が15日より、東京から南に1500マイル離れたグアム島沖で、一週間に渡り実施される。AP通信は、「2隻の空母、19隻の軍艦、200機以上の軍機、役1万8000人が同演習に参加する。海軍と空軍の兵士が多く、海兵隊と陸軍からも派遣される」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月15日