中国外交モデルは習主席のインドでの講演ではっきりと具体的に示された。習主席は次のように主張した。
(1)中印両国はより緊密な発展パートナーとなり、民族復興を共同で実現する必要がある。われわれは発展に焦点を合わせ、ノウハウを共有し、互恵協力を深化し、強みによる相互補完を実現し、中国の西への開放とインドのルックイースト政策を結合させ、世界で最も競争力ある生産基地、最も吸引力ある消費市場、最も牽引力ある成長のエンジンを築き、両国の古代のヒューマニティーを発揚し、中印二大文明の交流・相互参考の活発化を重視すべきだ。
(2)中印両国は成長をリードする協力パートナーとなり、手を携えてアジアの繁栄・振興を推進する必要がある。中印両国は地域の発展を牽引する急行列車となり、地域経済統合とコネクティビティ強化のプロセスを関係国と共に推進し、地域の平和を安定させる2つの錨となり、アジア太平洋地域に開放、透明、平等、包摂の安全・協力メカニズムを構築すべく共に尽力し、共通の安全保障、総合安全保障、協調的安全保障、持続可能な安全保障を実現する必要がある。
(3)中印両国は戦略的協力のグローバルパートナーとなり、より公正で合理的な方向への国際秩序の発展を促す必要がある。中印両国は平和共存五原則を継承、発揚し、主権の平等、公平・正義、共通の安全保障を堅持し、共同発展、協力・ウィンウィン、包摂・相互参考を堅持し、自らの発展によって世界経済の成長とグローバル・ガバナンスに一層の貢献を果たし、グローバルな問題で無数の発展途上国の利益を代表する案を示す必要がある。
一言で言えば、中国外交モデルの精髄は「中国に源を発するが世界に属する」にある。これは中国モデルの外交分野における具体的体現であり、平等・相互信頼・、包摂・相互参考、協力・ウィンウィンの精神に従い、各国の国情および中国との関係に基づき、様々なパートナーシップを構築、発展させ、中国外交モデルの多様性と整合性を豊かにし、発展させるものだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年9月22日