NATO・北大西洋条約機構の軍事委員会が20日、リトアニア首都のビリニュスで参謀総長級会議を開き、地域の安全情勢や、「即応行動計画」の推進、アフガニスタンにおけるNATOの任務などの問題を討議しました。
NATO軍事委員会のクヌート・バーテルス議長はこの日の記者会見で、会議の討議は、ロシアとウクライナ、アフリカのサヘル地域、中東と北アフリカ、及びアジア太平洋の四つの地域問題に及んだことを明らかにしたうえで、「『即応行動計画』の推進と実施について重点的に討議した」と述べました。また、アフガニスタン問題に関して、「NATOが軍隊を撤退した後、軍事的養成と支援を提供していく」と表明しました。
一方、リトアニアのグリボウスカイテ大統領は会議で挨拶し、「半年前と比べて、NATOが直面している安全情勢が大きく変わったため、行動を取る時間が非常に限られている」と述べるとともに、「即応行動計画」の実施と緊急展開部隊の創設を呼びかけました。
「中国国際放送局」より 2014年9月21日