実際には、中国は一貫してサイバー攻撃の被害者だ。統計によると、近年の中国軍のネット接続端末に対する攻撃の多くは米国からのものだ。今年3月19日から5月18日までに、米国の2077のトロイの木馬またはボットネット制御サーバが中国国内のホストコンピュータ約118万台を直接コントロールした。米国の2016のIPから中国国内の1754のウェブサイトにバックドアが送り込まれ、延べ約5万7000回のバックドア攻撃に関わった。中国は米側に繰り返し厳正な申し入れをし、こうした誤った行為を止めるよう求めているが、米側はこれまで少しも自制していない。
中国はサイバーセキュリティの揺るぎない擁護者であり、中国の政府や軍はいかなるサイバー攻撃・機密窃取活動にも携わったことも、支持したこともない。中国側は一貫してサイバー攻撃などの犯罪活動に断固反対し、これを法にのっとり取り締っている。中国はサイバー攻撃の深刻な脅威に直面している。いかに世論を惑わし、中国の顔に泥を塗ろうとも、最大のサイバー機密窃取者、サイバー攻撃者としての米国のイメージをぬぐい去ることはできない。
われわれは米側に対して、他国に対するサイバー機密窃取行為、サイバー攻撃行為について自らを省み、中国と国際社会に向けて明確な説明を行い、サイバー空間の平和と安寧にプラスのことをするよう促す。その反対のことをするのではないのだ。われわれはまた国際社会に対して、インターネットの国際規則を制定し、相互尊重、平等互恵を基礎に国際協力を繰り広げ、サイバー情報セキュリティを共同で守るよう呼びかける。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月13日