右傾化しながら善意を示す安倍氏、本心はどちらにあるのか?

右傾化しながら善意を示す安倍氏、本心はどちらにあるのか?。 11月に北京で開かれるAPEC首脳会議を目前に控え、日本の政治家とメディアは12日に声を上げ、会期中の日中首脳会談実現に向けラストスパートに入った。日本の外交筋によると、中国はすでに首脳会談の前提条件を提示している…

タグ: 右傾化 APEC 安倍 首脳会談

発信時間: 2014-10-26 09:31:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

11月に北京で開かれるAPEC首脳会議を目前に控え、日本の政治家とメディアは12日に声を上げ、会期中の日中首脳会談実現に向けラストスパートに入った。日本の外交筋によると、中国はすでに首脳会談の前提条件を提示している。

しかし「会談の機は熟した」と叫ぶ日本の政界からは、中国側の要求に誠意をもって応じる可能性が見て取れない。日本メディアでさえ、日中間の交渉は実際には難航していると報じたほどだ。安倍首相の裏と表はどちらが本心なのだろうか?安倍首相が中国との首脳会談を急ぐことには、どのような狙いがあるのだろうか?

安倍首相はまず、中国との首脳会談を有権者に見せつけ、国内での支持率を高めようとしている。安倍政権の支持率は、この5年間で最低の水準まで落ち込んでいる(?)。これはアベノミクスが日本経済を根本から改善しておらず、むしろ再度低迷の流れを示しているからだ。また安倍首相が力を入れる改憲、再武装、アジア太平洋の安全問題への積極的な貢献に関する行動は、国内で反発を浴びている。

次に、安倍首相は中国との首脳会談を米国に見せつけようとしている。これは日本の軍拡の問題を巡り、米国からより大きな譲歩を勝ち取るためだ。米日同盟は一枚岩のように見えるが、実際にはそれぞれ野心を抱いている。日本は米国のアジア太平洋における最も信頼できる、米国の中国抑制に最大の支援を提供できる国だ。米国は自国の代わりに中国をけん制・抑制させるため、自ずと日本を放任する。最も理想的なのは中日が対立しけん制し合うことで、バランスをとることだ。日本の右翼にとってもこれは、改憲・軍拡を進め正常な国になるための戦略的なチャンスだ。

それでは、米国は本当に虎を山に放とうとするだろうか?これはまず、中米関係およびその実力の変化に左右される。双方の実力が、中国にとって有利な方向に発展すれば、米国は自ずと日本を放任し、日本の力を借りて中国をけん制し、バランスを求めるだろう。中国にとって不利な方向に発展すれば、日本を引き締める。次に、中日関係およびその実力の変化に左右される。これが中国にとって有利な方向に発展すれば、米国は日本を放任し、不利な方向に発展すれば日本を引き締めるだろう。それから、日本および国際社会の反応に左右される。日本が過度に軍国主義復活を急ぎ、周辺諸国から強い反発を受ければ、米国は日本を引き締めるだろう。もちろん日本が自ら中国に歩み寄るという可能性があるが、米国はより大きな譲歩をその交換条件とするだろう。ゆえに米日同盟には、実際には裏と表がある。

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