張氏は、「北京APECは最も重要なチャンスだ。中国がこの困難なプロジェクトを提案し、実質的な進展を促すのは、アジア太平洋の一体化に向け着実に取り組もうとしているからだ」と強調した。 中国とアジア太平洋はすでに、運命共同体になっている。国際通貨基金(IMF)は、中国経済が1%成長するたびに、アジアの経済成長率を0.3%引き上げると推算した。中国とAPEC加盟国の2013年の貿易額は中国の対外貿易額の60%を、直接投資は全体の7割弱を占めた。王外相は、「中国はホスト国としての利点を利用し、民主的で透明な、十分な協議を踏まえた上で、中国の声、中国の案を積極的に出し、中国の知恵で貢献する」と述べた。
アジア太平洋自由貿易区という壮大なプランは、どのような「ルートマップ」を形成するだろうか?中国商務部の関係者は中国新聞社に対して、「TPPとRCEPの融合、もしくは新たな枠組みの構築が、各加盟国の検討材料となっている」と語った。