中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議コミュニケ(全文)
中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議コミュニケ(全文)。 中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議は2014年10月20日から23日まで北京で開催された。今回の全会には、中央委員中央委員199人と中央委員候補164人が出席した…
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全会は、法に基づく国家統治の全面的推進にあたっては、法治人員陣の思想・政治的資質や、実務能力、職業モラル水準を大いに高め、党・国家・人民・法律に忠実な社会主義の法治人員陣の構築に力を入れなければならない、と指摘した。高い資質の法治専門家陣を構築するために、思想・政治建設を最重要視し、立法陣・法執行陣・司法陣の構築を強化し、立法・法執行・司法部門の幹部・人材間の交流ルート、およびその他の部門の条件を満たす幹部・人材との交流ルートを円滑にし、法治専門家陣の正規化・専業化・職業化を推進し、法律職への就業許可制度を充実させ、条件を満たす弁護士や法学専門家の中から立法人員・裁判官・検察官を採用する制度を確立し、政治・法律専攻の大学卒業生の中から人材を採用する規範化された効率的な仕組みを健全化し、職業保障体系を充実させる。法律サービスに携わる人材陣の構築を強化し、広範な弁護士が中国の特色ある社会主義法治の道を自覚的に確固として歩んでいくよう取り組みを強め、民間弁護士・公職弁護士・企業弁護士などがそれぞれの強みで互いに補い合う、構成が適切な弁護士陣を構築する。法治人材育成の仕組みを刷新し、中国の特色ある社会主義の整った法学理論体系、学科体系、カリキュラム体系を形成し、中国の特色ある社会主義の法治理論を教材やカリキュラムに組み入れてしっかりと身につけさせ、中国の特色ある社会主義の法治体系を熟知・堅持する法治人材とその予備軍を育成する。
全会は、党の指導は法に基づく国家統治の全面的推進、社会主義法治国家の建設加速の最も根本的な保証である、と強調した。法治活動に対する党の指導を強化・改善し、党の指導を法に基づく国家統治の全面的推進の全過程に貫かなければならない。法に基づく執政の堅持にあたり、各級の指導幹部は、率先して法律を遵守し、率先して法に基づいて事を運ぶ必要がある。法律に背いて権力を濫用することはもとより、自分の指示を法に優先させたり、職権で法を押さえつけたり、私情で法を曲げたりすることはなおさら許されない。法に基づく国家統治を党が指導する制度と活動の仕組みを整備し、法に基づく国家統治の政策と実施計画を党が決定することを保証するための活動の仕組みと手順を充実させ、法に基づく国家統治の全面的推進に対する統一的な指導、統一的な計画、全面的な調整を強化し、党委員会が法に基づいて政策決定を行う仕組みを健全化する。各級の人民代表大会、政府、政治協商会議、司法機関、検察機関の党組織は、その機関が模範的に憲法・法律を遵守するよう指導・監督するとともに、法の執行者による法律違反や違法な権力運用などの行為を断固として調査・処分する必要がある。党内法規制度の整備を強化し、党内法規制定の体制・仕組みを充実させ、完全な党内法規制度体系を築く。党内法規を運用して「党が党を管理し、厳しく治める」という方針の徹底を図り、党員・幹部が率先して国の法律法規を遵守するよう促す。党員・幹部の法治の見地から物事を考える能力と法に基づいて事を運ぶ能力を高め、法治建設の成果を各級の指導グループと指導幹部の活動実績の評価の際の重要事項として政治的業績考課の指標体系に組み入れ、法律の遵守と法に基づく執務の状況を幹部の審査の際の重要事項とする。末端統治の法治化を推し進め、法に基づく国家統治における末端党組織の「砦(とりで)」としての役割を発揮させ、重心・重点を末端に置く法治活動の仕組みを確立する。法に基づく軍隊統治と厳格な軍隊統治を深く推し進め、新たな情勢下における党の軍隊強化目標をしっかりと中心に据え、充実した中国の特色ある軍事法治体系を築き、国防・軍隊建設の法治化の水準を高める。「一国二制度」の実践の保障と祖国統一の推進に法に基づいて取り組み、香港・澳門(マカオ)の長期的な安定と繁栄を保ち、祖国の平和的統一を推し進め、香港・澳門同胞、台湾同胞の権利と利益を法に基づいて保護する。国際的な事項にかかわる法的取り組みを強化し、法的手段を用いてわが国の主権・安全・発展上の利益を守り、海外におけるわが国公民・法人およびわが国における外国公民・法人の正当な権利と利益を守る。
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