「中国は今年9月に抗日戦争勝利70周年記念の大規模な軍事パレードを実施する。軍事パレードに参加する北京軍区、武装警察などの部隊はすでに北京郊外に集結して訓練を行っており、軍事パレード村の建設もほぼ目鼻がついた」との報道が最近あった。中国が今年大規模な軍事パレードを実施するとの報道は事実だが、北京郊外での訓練はまだ行われておらず、軍事パレード作業チームが発足したばかりだ。新京報が伝えた。
■プーチン大統領出席の見通し 人民日報の公式微信(WeChat)アカウントは26日「中国が反ファシズム戦争勝利70周年記念時に軍事パレードを実施するとの情報が北京両会で確認された。傅政華・公安部(公安省)副部長(次官)、北京市公安局局長は、反ファシズム戦争勝利70周年軍事パレードが北京で実施されることを明らかにした」と報じた。報道によると、外国首脳が出席する初の軍事パレードであり、中露両国の以前の声明によって両国の指導者が互いの反ファシズム戦争勝利70周年記念行事に出席することになっているので、プーチン大統領が出席すると見られる。関係当局に取材したところ、今回の抗日戦争軍事パレードは2009年の建国記念軍事パレードと比べると規模が小さく、多くの作業もまだ行われていない。
■国慶節以外で初の大規模な軍事パレード 新中国建国以来、軍事パレードは14回実施された。前回の大規模な軍事パレードは2009年の建国記念軍事パレードで、準備作業に1年近くかかった。1999年の建国記念軍事パレードも準備作業に1年近くかかった。
国防大学の公方彬教授の分析によると、準備期間の長短は、軍事パレードの規模および各部隊間の連携の難しさによって決まる。また、どの軍事パレードでも通常、軍事パレード指導チームと軍事パレード村が設けられる。
公教授は「大規模な軍事パレードが国慶節(建国記念日・10月1日)以外に実施されるのは今年が初であり、反ファシズム戦争における中国の貢献を振り返り、世界平和に対する責任を中国が引き受けることをはっきりと示すことがテーマだ。また、こうした方法を通じて、中国の国防力強化が良いことであり、世界の平和と安寧にプラスであることを世界に伝えることができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月28日