中パの友情と協力は双方の利益に合致し、地域の他の国さらには世界の利益にも合致する。現在の中パ協力は包括的であり、政治、経済・貿易、安全保障の3分野が重点だ。政治分野では習主席のパキスタン訪問は両国関係にとって次の段階の山場となり、両国関係をさらに高い段階へと押し上げるだろう。経済・貿易協力において極めて重要なのは、中パ経済回廊という戦略構想の実行であり、これはパキスタン経済の促進、中国と中東地域などとの経済・貿易の円滑化にとって重要な意義を持つ。安全保障分野の最重要課題はテロ対策協力であり、これは両国の平和・安定・繁栄の大局に関わり、両国は「3つの勢力」(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)に対する打撃の面で共通の利益と揺るぎない決意を有している。中パ協力はパキスタンの経済・貿易・投資環境の改善にプラスであり、これは他の国にとって好材料だ。中パ協力は南アジア地域、中央アジア地域の安全保障環境の改善にもプラスであり、地域の安全保障上のリスクを減らす。
中国は協力・ウィンウィンの姿勢を堅持してパキスタンとの友情を推し進め、地域各国の良好な相互作用の観点からパキスタンとの協力を促進していることが見てとれる。こうした姿勢と立場であるからこそ、中パ協力はこれほどの生命力を持ち、持続可能なものでもあるのだ。中国と「親友」パキスタンとの関係はさらに揺るぎないものになるばかりだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年2月11日