汚職犯罪を撲滅すると同時に、司法機関内部の汚職問題も、国民から注目されている。今年の報告は、裁判所・検察院内の厳格な統治について、「一切容赦しない」という言葉を使用した。
報告によると、全国の審判執行権を濫用し規則に違反した幹部・警官は、前年比126.5%増の863人に達した。うち司法機関の処理に委ねられた者は、36.6%増の138人。党・行政の紀律に基づく処分を受けた者は、120.6%増の781人。検察機関が立件し、法律・規律に違反したことを認定した検察関係者は、86.2%増の404人に達した。また自ら社会に対して、検察関係者による29件の深刻な法律・規律違反の典型的事件を公表した。専門家は、司法機関は集団に害を及ぼす違反者の取り締まりにかつてないほどの意欲を見せており、この流れを長期的に維持することになると判断した。
域外では、汚職撲滅は大きな成果を獲得した後、徐々に手を緩めることになると議論されている。報告は「汚職撲滅は永遠に続く」という方針で一致した。
曹検察長は、「取り締まりに着手する時期を早め、職務犯罪の予防を強化し、制度の不備を探し、源から改善を進める」と述べた。周院長は、「最高人民法院は関係部署との連携と協力を強化し、汚職を厳罰に処し予防するシステムの建設を共同推進する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月12日