「中国は一糸乱れぬ優雅な行進だった」ロシア軍歌「カチューシャ」のメロディーと共に、102人で構成される中国人民解放軍三軍儀仗隊は、堂々と胸を張って赤の広場を通過した。習主席は観閲台で立ち上がり、手を降ってあいさつした。各国の儀仗隊長は9日の観閲終了後、広場に姿を現した。そのうち中国三軍儀仗隊の李本涛隊長が特に注目され、多くのロシア人から記念撮影を要請された。
中国三軍儀仗隊はこれまで海外で5回の観閲任務を遂行している。9日の赤の広場のパレードに参加した中国の儀仗隊は102人で、最大規模となった。このほど赤の広場のパレードに参加した10カ国のうち、中国の儀仗隊の人数が最多で、その他の9カ国の人数はいずれも70人だった。消息筋は環球時報の記者に対して、これは双方の取り決めに基づくものと述べた。
出場の順番を見ても、中国の儀仗隊が「特殊な待遇」を受けたことが分かる。アルファベット順ならば、中国は9番目に登場するはずだが、最後の大トリを務めるよう調整された。軍の消息筋は、この微調整に含まれる深い意義について、「中国の儀仗隊は『国際儀仗隊』の最後に登場したが、その後に続いたのは主賓国であるロシアの儀仗隊だ。これは中露関係がしっかりと結びついていることを示した」と指摘した。
三軍議長隊の軍事パレードの活躍ぶりは、ロシアからも賞賛された。習主席は9日、メドベージェフ首相と会談した。メドベージェフ首相は中国の儀仗隊について、「非常に深い印象を残し、非常に高水準だった」と感想を述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月11日