習主席の訪英、両国の「黄金の時代」を切り開く

習主席の訪英、両国の「黄金の時代」を切り開く。

タグ: 習主席 訪英

発信時間: 2015-10-19 15:01:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の習近平国家主席が19日、訪英日程を開始した。習主席は訪英前日にロイター通信の書面インタビューに応じ、英国の指導者と各界の友人と共に両国関係の発展の大計について話し合うことに期待感を示した。また(訪問が)今後一定期間に渡る中英関係のルートマップを描き、両国の各分野の実務的な協力に新たな活力を注ぎこみ、両国の全面的・戦略的パートナーシップの「黄金の時代」を共に切り開くことに期待した。

習主席は書面インタビューの中で、「英国は中国に対して最も開放的な国になりたいと表明した。これは賢明な戦略的選択であり、英国の長期的な利益に完全に合致している。中国は英国と共に、より広範囲・高水準かつ深いレベルの協力を展開することに期待している」と回答した。習主席は中英両国の金融協力についても高く評価し、「条件が整えば、中国は両国の金融市場の相互接続の強化を積極的に検討したい」と表明した。

習主席は、中国が今年7%の経済成長目標を実現できるかという疑問に対して、「中国の今年上半期の経済成長率は7%で、通年の予想成長率に合致しており、世界の主要経済体のうち最高の成長率となった。一国の経済成長率は、高い時もあれば低い時もあり、これは正常なことである。中国の上半期の7%という経済成長率は、10兆ドル以上のGDPを基礎として実現された。この成長分は中規模の国の通年のGDPに相当し、近年の二桁台の成長率よりも大きな成長をもたらした。中国経済の発展は新常態(ニュー・ノーマル)に入り、新旧の原動力が入れ替わる痛みに耐えている。しかし中国経済の安定的な発展の基本面には変化がなく、中国経済の将来は明るい」と回答した。

習主席は、国際社会が関心を寄せる南中国海の主権を巡る問題について、「南中国海の諸島は古来より中国の領土であり、祖先が残したものだ。いかなる人による中国の主権と関連の権益を侵そうとする行為も、中国人民は決して許さない。中国の南中国海における関連する行動は、自国の領土・主権を守る正当な反応だ。自国の領土の範囲外の土地で主権を求めるのは、拡張主義だ。中国はそのようにしたことがなく、疑問視され批判されるべきではない」と答えた。

習主席は「中国がいつか米国に代わり世界の警察になることはあるか」という質問に対して、「中国が世界の平和と発展への貢献を拡大するのは、いわゆる『世界の警察』になるためではなく、ましてや誰かの代わりになるためでもない。中国はこれまで、各国の事は各国の国民が自ら決めるべきであり、世界の事は世界各国の人々が相談し決めるべきだと主張してきた」と回答した。

習主席は汚職撲滅の国際協力について、「いかなる国にとっても、汚職は国民が最も憎む現象だ。中国がこの国際協力を展開するのは、海外に逃亡した汚職の容疑者を捕まえ、法で取り締まるためだ」と回答した。

BBCによると、中国メディアは18日、習主席の訪英を前にし、英国のキャメロン首相のインタビューを行った。キャメロン首相は、英国と中国の二国間関係は「黄金の時代」に入ろうとしており、英国の世界的な地位と中国の経済・投資がウィンウィンを実現すると述べた。キャメロン首相は中国経済に自信を示し、「中国は一部の問題の解消に取り組んでいるが、成長は今後も続くと判断している」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月19日

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