中米海軍トップがテレビ会談、南中国海情勢を議論

中米海軍トップがテレビ会談、南中国海情勢を議論。

タグ: 中米海軍 リチャードソン ラッセン 南中国海

発信時間: 2015-10-29 13:55:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国の関係者は28日、米海軍のジョン・リチャードソン作戦部長が29日、中国海軍の呉勝利司令員とテレビ会談する予定と明らかにした。双方は南中国海情勢、両国海軍の関係について議論する。

米国の匿名の関係者は28日、米ディフェンスニュースに対して、「今回のテレビ会談は定例の通話ではなく、両国海軍トップが現在の情勢を鑑み行う通話だ。今回の通話では、米軍の最近の南中国海における行動、両軍の交流などの内容に触れられる」と述べた。

ロイター通信も同日この情報を伝え、1時間に渡りテレビ会談が行われると予想した。

ディフェンスニュースによると、米中海軍トップがテレビ会談を行うのは、これで3回目になる(1回目は今年4月、2回目は8月)。呉司令員は2回目の通話で、リチャードソン作戦部長を中国に招待したが、本件はまだ議事日程に上がっていない。

ディフェンスニュースはまた、ハリー・ハリス太平洋軍司令官、スコット・スウィフト太平洋艦隊司令官が、今後数週間内に訪中すると報じた。

米駆逐艦「ラッセン」は今月27日、中国の南沙諸島の関連島礁付近の海域に勝手に進入した。中国外交部の張業遂副部長は同日、米国のボーカス駐中国大使を呼び出し、強く抗議した。

中国外交部の陸慷報道官は28日の記者会見で、「中国は南沙諸島および付近の海域に対して争うことのできない主権を有する。米艦が勝手に関連島礁付近の海域に進入したことは、中国の主権と安全を著しく脅かし、島礁の人員と施設の安全を危険に晒した。これは中国に対する深刻な政治的挑発だ。米国の行為は国連海洋法条約などの国際法、および中国の関連する国内法に違反する」と述べた。

陸報道官は同日、「中国は対話によって、米国を含む他国との食い違いの解消を主張してきた。これは中米双方が共に向き合う必要がある」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月29日

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