トルコが24日にロシアのSu-24を撃墜した後、プーチン大統領は直ちに強硬な姿勢を示し、本件は「ロシアとトルコの関係に深刻な結果をもたらす」と述べた。これはロシアがどのような報復措置を講じるかという憶測を呼んだ。
トルコ旅行を制限
ロシアの軍機がトルコに撃墜された後、ロシアはトルコの観光業界に真っ先に矛先を向けた。ロシアの当局者は、「トルコ国内でロシア人を対象とするテロの脅威が蔓延していることから、トルコ旅行を控えるよう呼びかけ、すべてのロシアの旅行会社に関連業務を停止するよう勧告する」と述べた。
統計データによると、トルコはロシア人客の間で最も人気の高い目的地の一つで、昨年は約320万人がトルコを訪問した。トルコを訪問する外国人客のうち、ロシアの人数はドイツに次ぐ2位となっている。
トルコからの輸入を削減
ロシアの銀行「Renaissance Capital bank」によると、トルコの2014年の対露輸出額は60億ドルに上る。
ロシアメディアの26日の報道によると、トルコの食品を積んだ数百台のトラックがロシアの国境外で足止めを食らっている。ロシア政府は、テロの脅威などの原因による定例の検査だと説明している。