ドイツのニュース専門チャンネル「N-TV」は26日、「中国の軍事改革が、中国の経済発展を追い抜こうとしている。台頭する大国である中国の軍事力拡大は意外なことではない。中国の軍隊改革の動きは、中国軍が国際事業でより大きな責任を担おうとしていることを示している」と報じた。
オーストリアのディ・プレス紙は、「習近平氏は軍隊の抜本的な改革を行う。スリム化された部隊、高い技術力を持つ部隊、領土を守り世界レベルに達する部隊。これが中国の目標だ」と伝えた。
香港紙・南華早報はアナリストの発言を引用し、「中国のシーレーンと海外の利益を保護するため、習近平氏が提唱する『一帯一路』の構想にも力強い海軍が必要だ」と伝えた。
中国の軍隊改革が周辺の「脅威」となるという説について、中国南海研究協同革新センター研究員の邢恩碩氏は26日、環球時報に対して、「各国は中国の軍隊能力の建設そのものではなく、その主旨に注目する必要がある。中国の国防建設の立脚点は常に国土安全・国家利益の効果的な防衛、地域・世界の安全協力への積極的な参与だ。ゆえに中国軍の能力の向上は、中国の地域・世界安全協力への参与、国際安全分野への公共財の提供をいっそう必要としている各国にとって朗報だ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月27日