中国国防部は26日、11月の定例記者会見を開いた。呉謙報道官が記者からの質問に答えた。
記者は「中国はアフリカのジブチに後方支援基地を設置する予定だそうだが、これを裏付けることはできるか?これは中国初の海外軍事基地になるか?」と質問した。呉報道官は、次のように回答した。
中国とジブチには友好の伝統がある。両国の友好協力関係は近年発展を続けている。双方は各分野の実務的な協力を展開している。地域の平和と安定の維持は各国の利益に合致し、両国および世界各国の共通の願いであることに説明が必要だ。中国はそのためより多くの貢献を成し遂げる意向を持つ。これは中国の義務でもある。
国連の関連する決議に基づき、中国は2008年よりアデン湾とソマリア沖に、護衛艦隊を計21回・60数隻派遣している。護衛艦隊の任務遂行中、兵士の休息、食料・燃料の補給に多くの問題が生じた。確かに近距離かつ効果的な後方支援が必要だ。
中国とジブチは、ジブチで保障施設を建設する交渉を進めている。この施設は中国軍が国際平和協力活動、アデン湾・ソマリア沖の護衛航行、人道主義に基づく救助などの任務をより良く保障する。これは中国軍が国際的な義務を効果的に履行し、世界と地域の平和・安定を維持するため、積極的な力を発揮する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月27日