天然ガスの輸出を規制か
観光や農産物よりも、ロシアとトルコのエネルギー面の協力の方が重要だ。
統計データによると、トルコはドイツに次ぐ、ロシアの天然ガスの世界2位の輸入国だ。ロシアはトルコにとって最大の天然ガス輸出国であり、毎年280-300億立方メートルを輸出し、需要の半分を満たしている。またロシアの在トルコ大使館が発表したデータによると、ロシアはトルコに石油と石油製品を輸出しており、トルコは2013年に4番目の石油輸入国となった。
原発の建設を停止
ロシアとトルコは近年、重大なエネルギープロジェクトの協力を進めていた。
トルコとロシア国営原子力企業のロスアトムは2012年に契約を結び、トルコ南部に原発を建設することになった。トルコのエルドアン大統領は2014年12月にアンカラでプーチン大統領と会談し、原発の建設を加速すると表明し、黒海の海底パイプラインを敷設すると発表した。
一部メディアは、トルコがロシア機を撃墜した後、両国のエネルギー分野の協力が一定の影響を受け、重大プロジェクトが無期限で棚上げされることになると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月27日