エジプトのシーシー大統領は24日、シナイ半島上空で発生したロシア機A321墜落事故は「テロ攻撃」であり、A321は「撃墜」されたと初めて認めた。ロシア・スプートニクが伝えた。
シーシー大統領は2030年までの国家開発計画について報告した際に、「テロとの対決はすでに終わったのだろうか?いや、まだ終わっていない。テロの首謀者は観光業への攻撃のみを目的としているのだろうか?それは違う。ロシア、イタリア、その他の国々のつながりを断つためだ」と述べた。
エジプトは初めてA321墜落事故の外的要因の存在を認めた。
昨年10月31日、航空史上最大の墜落事故が、ロシアで発生した。エジプトのシャルム・エル・シェイクからロシアのサンクトペテルブルグに向かっていた航空会社「コガルィムアヴィア」社のA321の交信が、シナイ半島上空で途絶えた。機内の217人の乗客、7人の乗務員の全員が死亡した。犠牲者の多くがロシア人だった。
ロシア連邦安全庁長官は、墜落はテロの攻撃によるものだと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月25日