中国外交部の華春瑩報道官は24日、露日の関連島嶼の問題は露日の二国間関係の問題であり、中国は双方が平和的な協議により適切に解決することを願うと述べた。
華報道官は外交部が同日開いた定例記者会見で、記者からの質問に回答しこのように述べた。
報道によると、日本の当局者が「日露間で第二次大戦のすべての結論が出されたわけではなく、領土問題の解決が必要だ」と発言したことについて、ロシア外務省は20日、日本が歴史の事実を歪曲していると批判した。また日本は1945年9月2日に正式に降伏文書に調印し、敗戦を認めたばかりか、第二次大戦中のソ連とその他の連合国に対する行動の全責任を負うとしたはずだと釘を刺した。
華報道官は、中国は第二次大戦の勝利の成果は着実に尊重・維持されるべきだと、一貫して主張してきたと表明した。
南クリル諸島(日本名・北方四島)は露日の係争中の島嶼だ。終戦後、四島はロシアに実効支配されている。ロシアは、日本が関連島嶼の返還を求めることは、第二次大戦の敗戦の結果の再定義を求めるようなものだと考えている。この深刻な係争を理由に、両国間では現在も平和条約が締結されていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月25日