習近平総書記は8日午前、湖南省代表団の審議に出席した。
湘西トゥチャ族ミャオ族自治州州長の郭建群代表は、習総書記が2013年11月に十八洞村を視察したことを振り返り、2年以上に渡る「正確的に絞った貧困扶助」の進捗状況を重点的に紹介した。
習総書記は、「私が正確的に絞った貧困扶助に正式に言及したのは十八洞村を視察するときだった。中国中央電視台は数日前、十八洞村の貧困脱却の進捗状況を報じ、私も視聴した。1人あたり平均所得はどれほどになったか?」と質問した。
郭氏は、「総書記が視察にいらした頃は1680元だったが、現在は3580元に増えた」と答えた上で、「十八洞村の一般人の所得が増加し、村の風景にも変化が生じた。全省文明村、観光村になっており、村民の笑顔が増え、発展を求める願いが強まっている。結婚適齢期の男性の、『脱独身』も容易になった」と述べた。
習総書記に「昨年、妻を娶った人は何人いるか?」と聞かれると、郭氏は「7人です」と答えた。代表らは心から笑った。全州にまだ50万人の貧困層がいることを知った習総書記は、「十八洞村より条件が劣る村はどれほどあるか?」と聞いた。郭氏は、十八洞村の条件は中水準と答えた。習総書記は、「十八洞村より条件が劣る村は?」と質問を続けた。郭氏は「約半数です」と答えた。習総書記は現地の党委員会と政府に対して、取り組みを強化し、現地住民を率い共に努力し、一日も早く貧困脱却の目標を達成するよう求めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月9日