米日印の「中国包囲」演習、危険なゲームに

米日印の「中国包囲」演習、危険なゲームに。

タグ: 中国包囲 西太平洋 米日 東中国海

発信時間: 2016-05-19 09:40:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アジア太平洋地域における米国主導の一連の軍事演習が、西太平洋をより危険にするだけであることは、事実によって証明されている。中国は米国主導の武力誇示に驚かされておらず、また自己韜晦する大陸国家の時代に戻ってもいない。中国は少しもためらわず実際の行動により、自国の島嶼の主権と海洋権益を守っている。東中国海の防空識別圏、釣魚島の常態化巡航、南中国海の島礁の関連施設の建設など、中国は引き下がっていない。こうして西太平洋で米国が仲間を抱き込み、中国と真向から対立する危険な状況が形成された。

中国と駆け引きする米国の辞書には、「航行の自由」「中国による南中国海の軍事化」という言葉がある。実際には米国と日本などの同盟国が、西太平洋地域でなにはばかることなく大規模でハイレベルな合同演習を実施し、さらにはインド洋の国であるインドを抱き込んでいるのだ。米軍艦は西太平洋を我が物顔で航行しているが、まさか航行の自由がないとでも言うのだろうか?当然ながら、これらの演習は米国こそが西太平洋を軍事化しているという、一つの事実を明らかにしている。

こうして米日印の「中国包囲」の軍事演習を理解すると、米国の中国に対する武力誇示の別のゲームにすぎないことが分かる。このようなゲームはすでに何度も実施されており、中国も過敏に反応しなくなった。米国とその同盟国が何をするにせよ、中国は守るべき原則を必ず守る。必要な反応は当然ながらするべきだ。例えば米日印による「中国包囲」の演習の規模に応じた実弾訓練を実施するか、その演習に対して全面的かつリアルタイムの監視・追跡を実施するなどだ。

東中国海でも南中国海でも、純粋な武力誇示ではいかなる問題も解決できず、地域情勢を乱し、不安に陥れるばかりだ。米日あるいはその他の国も、問題を解決するためには十分な誠意を見せ、理性的かつ実務的な手段により食い違いを解消しなければならない。しかも、西太平洋地域の危険な情勢の根本的な原因は、米国による過度な介入だ。東中国海と南中国海の情勢を安定させたければ、米国は自国の地政学的利益の範囲まで引き下がり、アジア諸国に自分たちの問題を解決させるべきだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月19日

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