カナダ訪問中の中国外交部の王毅外交部長はオタワで1日、駐マリ中国平和維持部隊の隊員がテロ攻撃を受けたことについて、談話を発表した。内容の要約は下記の通り。
私は駐マリ中国平和維持部隊の隊員がテロ攻撃を受けたことに、深い衝撃を受けている。犠牲者に謹んで哀悼の意を表し、負傷者に心からの慰問の意を表する。この犠牲は中国人の損失のみならず、世界平和事業の損失だ。中国はすべての必要な措置を講じ、毅然たる姿勢で中国平和維持部隊の隊員の安全を守る。
我々は国連平和維持活動(PKO)を対象とする卑劣な行為を最も強く批判する。中国は直ちに全面的な調査を行い、犯人を法の縄にかけるよう関係者に求める。
中国は国連安保理常任理事国で、アフリカの良き友人だ。アフリカと世界の平和・安全を守るという中国の確固たる約束に変わりはない。アフリカ諸国の平和と安全の実現に協力する中国の取り組みが縮小することはない。我々はPKOへの参与を続け、国連が国際事業において中心的な役割を演じ続けることを支持する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月3日