中国―ASEAN諸国外相特別会議、南中国海の仲裁前に開催
中国―ASEAN諸国外相特別会議、南中国海の仲裁前に開催。
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中国―ASEAN諸国外相特別会議が14日、雲南省で開かれる。中国外交部の陸慷報道官は13日、今回の会議は中国・ASEANによる年間定例会議の枠組み外の特別な計画だと述べた。
13日付シンガポール紙『ザ・ストレーツ・タイムズ』によると、シンガポールはASEAN―中国関係の調整国として、ビビアン外相を派遣し、中国の王毅外交部長と会議を共同開催する。会議ではASEAN・中国関係、「南中国海各方行為宣言」の全面的かつ効果的な履行が話し合われる。南中国海問題をめぐりフィリピンが仲裁を申し立てたが、その結果発表前に同会議が開かれる。ビビアン外相は、会議ではシンガポールが提案した「海上偶発的遭遇規則」について議論し、海上警備船などの非軍事船舶を網羅することになると述べた。
陸報道官は、「今年は中国―ASEAN対話枠組み構築25周年で、中国―ASEAN関係のこれまでの流れを引き継ぎ、今後を切り開く重要な意義がある。同会議は中国―ASEAN対話枠組みの発展と経験を回顧・総括し、双方の関係の今後の発展を展望し、今年9月に開かれる中国―ASEAN対話枠組み構築25周年記念サミットに向け準備を整える」と話した。
フィリピン新外相も13日、今回の特別会議に出席するため雲南省に向け出発した。フィリピン華字紙によると、フィリピンは同会議に出席し、ASEAN―中国関係の発展の過程における努力に再言及し、「南中国海各方行為宣言」の全面的かつ効果的な履行を目指す。しかしフィリピン国内では、南中国海問題をめぐる中国への挑発が止まない。フィリピン独立記念日の12日、フィリピン人15人と米国人1人が中国領・黄岩島に向かい国旗を立てようとしたが、中国の巡視船に遮られ、何もできず引き返した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年6月14日
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