米国防総省のデービス報道官は14日、「環太平洋合同演習(リムパック)2016」が今月30日より始まり、27カ国の兵士2万5000人が参加すると発表した。中国は2回連続で招待を受け参加する。
デービス報道官は14日、「27カ国の兵士2万5000人、艦艇45隻、潜水艦5隻、各種軍機200機以上が参加する。軍事演習は6月30日から8月4日にかけて、ハワイとカリフォルニア州南部で開催される」と発表した。
デービス報道官は、「27カ国の参加国の一員として、中国が軍事演習に参加する。中国の参加は、米国の法律と規定に合致する。今回の軍事演習は、各参加国が協力関係を構築し維持するための機会であり、航路の安全と海洋安全の維持にとって極めて重要だ」と述べた。
リムパックは米海軍の呼びかけで始まった多国間海上合同演習だ。同演習は世界最大規模の海上軍事演習となっている。リムパックは1971年に初開催され、今年で25回目となる。中国は2014年に初めて招待され、リムパックに参加した。
米海軍の情報によると、今回の軍事演習は引き続き米海軍第3艦隊が指揮を担当する。演習のテーマは「能力、適応性、パートナー」。演習内容は、水陸両用作戦、火砲射撃、軍艦・軍機の合同攻撃、海賊取り締まり、防災・減災、海上レスキューなど。ブラジル、デンマーク、ドイツ、イタリアなどが初めて招待され参加する。
中国海軍の梁陽報道官が発表した情報によると、中国海軍はミサイル駆逐艦「西安艦」、ミサイル護衛艦「衡水艦」、総合補給艦「高郵湖艦」、病院船「和平方舟」、総合潜水艦救難艦「長島船」、艦載ヘリ3機、特殊作戦分隊1隊、潜水分隊1隊を派遣する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月15日