米月刊誌『ポピュラーサイエンス』は13日、中国の成都飛機工業集団が7月、小ロット生産により新たにJ-20ステルス戦闘機を2機製造したと報じた。これにより就役を待つ新型ステルス機は4機になった。
他にも中国にはプロトタイプ機が8機あり、厳しい試験飛行を実施中だ。現在の生産ペースであれば、中国の航空機メーカーは2017−18年に、中国空軍にJ-20を12機交付する可能性がある。これらの戦闘機は戦闘機編隊を構成し、初歩的な作戦能力をつけ、戦闘任務を遂行できるようになる可能性がある。
新たに登場した2機のJ-20はグレー塗装で、機体下方に中国空軍のエンブレムがある。12機のJ-20が2018年までに就役すれば、中国軍は周辺諸国との空戦で技術的優勢を占めることになる。現時点で、第5世代戦闘機を持つアジアの隣国は存在しない。大型ステルス戦闘機のJ-20は長距離ミサイル、先進的なフェーズドアレイレーダー、電子戦システムを搭載し、米国のF-22、F-35ステルス戦闘機の潜在的なライバルになる。成都飛機工業集団は、国産エンジンWS-15を使用するなどの一連の改善措置により、J-20の生産規模を拡大する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月16日