中国を日本軍国主義と比較、荒唐無稽で論評に値しない

中国を日本軍国主義と比較、荒唐無稽で論評に値しない。

タグ: 日本軍国主義

発信時間: 2016-07-22 13:15:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

両国政府の立場と同様、日米の国内では中国を批判し、貶める声が満ち満ちている。アメリカン・エンタープライズ研究所の日本問題専門家のマイケル・オースリン氏は20日、ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)に「中国がアジアを1930年代に連れ戻す」と題した寄稿文を掲載し、「日本は1933年、満州侵略を批判され、国際連盟を脱退した。この差別的な行為は、国際的な協力によりアジアの危機を平和的に解決するというリベラル派の国際主義者の願いに大打撃を与え、日本の明治維新以降の国際化にピリオドを打った。日本は西側諸国と対抗する道を歩み、最終的に太平洋戦争を引き起こした。今日、同じようなことが、中国で起ころうとしているのだろうか?中国の仲裁への反応は、日本が80年以上前に、大国の競争を阻止する国際連盟の取り組みに反対したことを想起させる。中国の数十年に渡る世界との交流の深化も、危機を迎えている」と論じた。

日本国内でも、中国と日本軍国主義を比べるような、荒唐無稽な説がある。オンライン雑誌『ザ・ディプロマット』によると、日本のコメンテーターの長谷川幸洋氏は中国の現在の傾向と日本の1930年代の行為を比較した。当時の国際連盟には国際法治の力がなく、日本の拡張に反対することで最終的に全面衝突に至った。現在の情勢は憂慮すべきで、「中国はすでに当時の日本が置かれていた境地を迎えている」という。産経新聞社が発行する「夕刊フジ」の公式サイト「ZAKZAK」はさらに「中国は南中国海問題で世界の目をそらすため、8月に東中国海で事を構え、日中の小規模な軍事衝突を発生させる可能性がある」と論じた。

中国社会科学院日本研究所の王平研究員は、環球時報の記者に対して「1930年代の日本と現在の中国にはまったく比較できる点がない。このような比較は真っ赤な嘘であり、論評に値しない。中国はただ自国の主権を守り、自国の経済力の許す範囲内で軍事力を発展させているだけだ。周辺諸国との間には係争もあるが、常に平和的な手段により解決している。国際連盟の制限を打破し、他国を侵略しようとした当時の日本とは天地の差だ」と述べた。呂耀東氏は「日本の一部の人物の説は荒唐無稽だ。当時誰が国際連盟を脱退し東北を侵略したのか、誰が被害者であるかを日本はよく知っているはずだ。現在のアジア太平洋地域の安全環境の悪化は、日米同盟が一手で引き起こしたものだ。しかし現在両国は声を揃え、中国に責任を押し付けようとしている。このようなやり方が成功することはない」と話した。

日米がどのようにそそのかそうとも、南中国海の主権を守るという中国の決意を少しも揺るがさないことは明らかだ。中国政府系メディアは21日、中央軍事委員会副主席の範長龍氏が先ほど、南部戦区部隊を視察時した際の発言について報じた。範氏は軍事闘争に備える各種活動の推進を急ピッチで進め、重要な時に重要な力を発揮する「鋭利な刃」の力を構築するべきだと強調した。軍事専門家は、軍高官が南中国海方面でこれほど具体的な戦備指示を出すのは、新中国成立以来で初めてだと指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月22日

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