李克強総理は19日午後、「持続可能な開発目標:私たちの世界を変えるため共に努力する――中国の主張」座談会を開いた。国連の潘基文事務総長、第71回国連総会のトムソン議長、16の国際組織の責任者が揃って出席した。厳かなる国連の壇上で、李総理はいかに中国のプランを世界と共有したのだろうか?
・持続可能な開発とは?
1.持続可能な開発の基礎は発展である。
2.持続可能な開発は経済・社会・環境の調和的発展である。
3.持続可能な開発は開放的・連動的・包括的な発展であり、世界の共同事業である。
・持続可能な開発が直面している問題は?
1.貧困と飢餓。自然環境、不安定な政治情勢、社会の格差といった要素の影響により、世界の10分の1の人口が貧困状態となっている。
2.開発の不均衡。南北の開発の格差が依然として深刻で、多くの問題の根源になっている。
3.他にも難民、公衆衛生、気候変動など際立った問題もある。
・中国は開発のどのような知恵を持つか?
中国には「人の為に行動することで自分にも利益が得られ、人に施しをすることで自分に与えられるものも益々多くなる」ということわざがある。
開発の均衡は富を移す「ゼロサムゲーム」ではなく、互恵・ウィンウィンの過程だ。持続可能な開発を実現するため、先進国と国際組織は実務的な措置を講じ、アフリカ諸国と後発開発途上国を援助する必要がある。同時に多くの開発途上国も自身の努力により、自主的な開発能力を高めるべきだ。
・持続可能な開発、中国の成果は?
1.過去15年間で4億人以上が貧困状態から脱却。
2.5歳以下の子供の死亡率が3分の2低下、妊婦の死亡率が4分の3低下。
3.世界最大の養老・医療社会保障ネットワークを構築。