5月2日、中国を公式訪問しているデンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相はインターネットで話題になっている「デンマークの牡蠣」について、「中国人旅行客がデンマークに牡蠣を食べに来ることを歓迎する」とコメントした。
ラスムセン首相は成都市で行われたデンマーク観光プロモーションイベントで、「近ごろ中国のSNSで、多くの人がデンマーク北部と西部に興味を持っていることを知っている。私たちの美しいビーチと歴史スポットを体験できるだけでなく、海から上がった新鮮でおいしい牡蠣の消費を助けることにもなる。皆さんを歓迎する」と述べた。
イベント後のインタビューで、ラスムセン首相は「中国の消費者が近所でデンマークの牡蠣が食べられるのがいつになるかはわからない」と話した。デンマークの牡蠣大量発生が中国のネットユーザーに注目され、首相はデンマークの牡蠣の中国輸出に潜在力とビジネスチャンスがあることに気がついた。「訪問期間中、中国と食品を含む58の分野の協力について話し合う」とラスムセン首相は明かした。
ラスムセン首相は短い四川滞在中に、成都パンダ繁殖育成研究基地も訪問。今年3月26日、コペンハーゲン動物園はパンダ館の設計図を公開した。パンダ館は2018年末までに完成し、中国から来た2頭のパンダが生活する予定。
「パンダは世界一美しい動物。四川に来てからもっと好きになった」と、ラスムセン首相はパンダへの熱い思いを語った。
ラスムセン首相は、パンダは中国の環境保護における努力を表しており、このような取り組みがなければこの動物はとっくに絶滅していたと考えている。また、パンダは中国とデンマークの友好の象徴でもある。
ラスムセン首相はさらに北京市を訪問し、多くの分野の協力について話し合うことになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月3日