より静かで致命的 中国の潜水艦に米軍が警戒

より静かで致命的 中国の潜水艦に米軍が警戒。 中国の国産空母と多くの新型駆逐艦が近年、海外から注目を集めている。しかし米軍にとってより恐ろしい脅威とは、一年を通じて水中に潜りめったに姿を現さない解放軍潜水艦部隊の方だ…

タグ: 潜水艦 シーパワー 水中 兵力 原潜

発信時間: 2017-06-22 15:56:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の国産空母と多くの新型駆逐艦が近年、海外から注目を集めている。しかし米軍にとってより恐ろしい脅威とは、一年を通じて水中に潜りめったに姿を現さない解放軍潜水艦部隊の方だ。米国防総省と米シンクタンクによる一連の最新報告書は、中国の潜水艦部隊が成長・拡大を続けていると警告を出した。航続距離を拡大し、静音性を高め、武器の殺傷能力を強化するなど重大な突破を実現し、「米国の覇権を脅かす中国の戦略パワー」になるというのだ。

より静かで致命的

米軍事コラムニストは、19日付香港紙・亜洲時報の記事で、次のように指摘した。

中国のシーパワーの急成長は、この10数年間に渡り国際軍事情勢に変化を及ぼしてきた重大な出来事だ。空母「遼寧艦」、国産イージス駆逐艦などの大型水上艦が注目されやすいが、強化を続ける中国原子力・通常動力潜水艦、増加する潜水艦発射型ミサイルの方が戦略的な脅威となるかもしれない。

中国海軍の水中兵力の多くが、騒音の大きな旧式の潜水艦で、米軍潜水艦から捕捉・追跡・破壊されやすかった。しかし中国は近年、自前の新型潜水艦を導入している。原子力・通常動力潜水艦が発展し、水中がより静かになり、攻撃力が高まっている。中国の軍事動向に関する国防総省の年次報告書は、中国潜水艦部隊の発展の新たな動向に注意している。

この報告書によると、中国の潜水艦は63隻に達し、うち攻撃型原潜は5隻、弾道ミサイル原潜は4隻、通常動力潜水艦は54隻。中国の潜水艦の数は2-3年内に、69-78隻に達する見通しだ。質を見ると、対艦ミサイルを搭載する中国の潜水艦が増えている。中国は1990年代以降、「宋級」通常動力潜水艦を13隻、AIP推進を採用する「元級」潜水艦を17隻建造しており、2020年にはさらに「元級」を3隻交付する。さらに中国はロシアからキロ級潜水艦を12隻調達しており、うち8隻は長距離で威力の高い巡航ミサイルを発射できる。原潜を見ると、中国は2002年以降、「商級」2隻及び「商級」改良版攻撃型原潜4隻、新型「晋級」弾道ミサイル原潜4隻を建造している。後者は米国本土を長距離核攻撃する能力を持つ。

報告書は、「晋級」を中国初の、真の意義での海上核抑止力と判断した。交代で巡航を続けるため、中国はさらに「晋級」を5隻建造する可能性がある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月22日

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